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【新作映画情報】ジェイク・ジレンホールが狂気の報道パパラッチを怪演!『ナイトクローラー』



 8月22日(土)公開! 

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『エンド・オブ・ウォッチ』『プリズナーズ』と、とにかくキレたらコワい人というイメージが強くなっているジェイク・ジレンホールが、最新作『ナイトクローラー』では別の意味でコワい人を演じる。

本作で彼が演じるのは報道ニュース専門のパパラッチ(フリーランスのカメラマン)で、「ネタ」探しに躍起になりながら常に目を見開いているルイス・ブルームという不気味なキャラクターだ。

今回はそんな彼、ルイスが主人公の本作がどういう映画なのかを公開前にチェックしておきたい。

 

 

 

 

あらすじ

主人公ルイス・ブルーム(ジェイク・ジレンホール*1)は無職だったが、仕事へのやる気だけはあった。しかしある時一件の交通事故現場に遭遇する。そこには事故現場に群がるカメラマンがいた。興味が沸いたルイスはそのカメラマンに雇ってくれと頼むが、門前払いをされた為にルイスは何の知識も無い状態からフリーのカメラマンとして働くことを決める。現場にいち早く駆けつけ撮った映像をテレビ局に売り込む。順調に進む仕事に、確かな満足感を得たルイスの内なる狂気が夜の街を走り始める。

 

 

ポイント

 

ダン・ギルロイって誰?

まずは監督であるダン・ギルロイ*2が何者かに迫っていきたい。馴染みの無い名前に「?」マークが浮かぶ人も多いと思うが、それは当然の反応と言える。実は彼には兄がいてそちらの方が有名なのだが、その兄というのはボーン・トリロジー*3の脚本を担当したトニー・ギルロイ*4なのだ。しかし彼自身もこれまでは脚本家としては活動していて、『リアル・スティール』『ボーン・レガシー』などの作品に携わってきた。そして本作で満を持しての初監督作品が本作『ナイトクローラー』というわけだ。

 

主人公は何が目的?

ルイスは自分がしたことによって世間が騒ぎ、金になるという快感に取り憑かれた男なので、何か夢や目標の為に動いているわけではない。しかし彼の行動はパパラッチという行為によって、ちっぽけで空っぽな自分でも世界を変えられるということが証明出来るとでも言う様だ。そのことを踏まえて聴くと、予告にも使われている(本作のサントラにも入っている)Jettaというアーティストの「I'd Love To Change The World」*5という曲はまさにそのルイスの心情を吐露している様に聴こえる。

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(この曲のサビの部分の歌詞をざっくりと訳すと「私は世界を変えるのが大好きだ。でもどうすれば良いかわからない。だからそれはあなたに任せます。」となる。)

 

見所は?

たがが外れた様にスリルにはまっていく男の姿と、『ドライヴ』(ニコラス・ウィンディング・レフン監督作)を彷彿とさせるような夜のロサンゼルスでのドライブ(カーチェイス)シーンは、まさに「ナイトクローラー」(夜の徘徊者)といった所で目が離せない。撮影監督が『マグノリア』『ゼア・ウィルビー・ブラッド』といったポール・トーマス・アンダーソン作品や現在公開中の『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』(クリストファー・マッカリー監督作)も手掛けているロバート・エルスウィット*6だという所も期待できる。

 

 

まだまだ話題作が控えているこの夏の見逃せない一本になりそうだ。

日本では明日、8月22日(土)から劇場公開開始!

 

 

作品情報

『ナイトクローラー』

http://nightcrawler.gaga.ne.jp/ (映画『ナイトクローラー』公式サイト)

公開年:2014年(日本公開は2015年)

監督:ダン・ギルロイ

出演者:ジェイク・ジレンホール、レネ・ルッソ、リズ・アーメッドほか

 

 

 

▼この記事を書いた作家▼

*1:Jake Gyllenhaal - IMDb

*2:Dan Gilroy - IMDb

*3:マット・デイモン主演、ポール・グリーングラス監督による『ボーン・アイデンティティー』『ボーン・スプレマシー』『ボーン・アルティメイタム』三部作のこと。ちなみに続編『ボーン・レガシー』はトニー・ギルロイが監督したが、ファンからの評価は低くヒットには至らなかった。

*4:Tony Gilroy - IMDb

*5:ちなみにこの曲は1971年にリリースされたTen Years Afterによる同曲のカバー。余談だが本国アメリカでは『ターミネーター:新起動/ジェニシス』の予告でもカバー版が使われたようだ。(日本では未使用)

*6:Robert Elswit - IMDb