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日刊オレラ

極上のひまつぶせるマガジン!

ベネディクト・カンバーバッチの魅力が爆発! 『イミテーション・ゲーム / エニグマと天才数学者の秘密』(2015) 感想

映画 映画-レビュー




ぷらすです。
今回ご紹介するのは、今年日本で公開され、今月からDVDレンタルの始まった映画『イミテーション・ゲーム / エニグマと天才数学者の秘密』ですよー!
孤高の天才が世界一似合う男、ベネディクト・カンバーバッチが、コンピューターや人工知能の生みの親で、不遇の人生を送った天才科学者アラン・チューリング役に挑んだ名作ですよー!

http://image.eiga.k-img.com/images/movie/80082/poster2.jpg?1422419382
画像出典元URL:http://eiga.com/

 

 

概要

第2次世界大戦でドイツが開発した世界最強の暗号『エニグマ』解読の物語を軸に、コンピューターの生みの親にして、人工知能の父とも言われている天才数学者 アラン・チューリングの人生を描き、第87回 アカデミー脚本賞を受賞した伝記映画。

主演は、イギリス制作のTVドラマ『SHERLOCK(シャーロック)』のホームズ役で一躍その名を轟かせ、その後数々の大作に出演、高い評価を受けているベネディクト・カンバーバッチ。
他にも『裏切りのサーカス』などのマーク・ストロングら実力派が多数出演している。
監督は、『ヘッドハンター』などのモルテン・ティルドゥム。

 

あらすじ

第2次世界大戦下の第2次世界大戦下の1939年イギリス、ドイツが開発した世界最強の
の暗号『エニグマ』によって、イギリスは苦戦を強いられていた。

若き天才数学者アラン・チューリング(ベネディクト・カンバーバッチ)はエニグマを解読するチームの一員として参加するが、高慢で不器用な彼は仲間や軍上層部から嫌われ、さらにチューリング発案の暗号解析機は中々周囲に理解されない。

しかし、試験に合格してやってきた女性ジョーン・クラーク(キーラ・ナイトレイ)加入によってチームは徐々にまとまり、ついにエニグマ解読に成功するのだが……。

 

感想

アラン・チューリングは、現在僕らの生活に必要不可欠なPCや、最近何かと話題の人工知能のアルゴリズムを開発した偉人として知られています。

彼の名を知らない人でも『チューリングテスト』という名前をどこかで一度くらいは聞いたことがあるんじゃないでしょうか?

本作は、そんな天才科学者 アラン・チューリングの一生を、ドイツが開発した世界最強と言われている暗号『エニグマ』との対決を軸に描いた作品です。

エニグマは、第二次世界大戦中にドイツ軍が使用していたローター式暗号機のことで、複数のローターの組み合わせで作られる暗号パターンは、10人の人間が24時間フル稼働で解析しても全組み合わせを調べ終わるのに2000万年もかかると言われている、まさに世界最強の暗号機。

そんなエニグマを解読するために、チューリングは電動解析機を開発、苦労の末ついにエニグマを解読する――という話が本作の主軸になっています。

そんな天才数学者を演じるのが、今、孤高の天才を演じさせたら(多分)世界一のベネディクト・カンバーバッチ。

彼は、イギリス制作のTVドラマ『SHERLOCK(シャーロック)』で、シャーロック・ホームズを演じて世界中にその名を知らしめ、その後『スタートレック イントゥー・ダークネス』で悪役のジョン・ハリソン(カーン)を演じたことで、すっかり『孤高の天才』のイメージが定着しているような気がしますw

そんなカンバーバッチの演技は実に素晴らしく、今回も不遇の天才数学者の悲哀を見事に演じきっていました。

実際のチューリングはアスペルガー症候群の症状を暗示する特徴の多くを示しているという話があり、本作でも(ハッキリと言及はしないものの)その説に基づいて彼のキャラクター設定がされています。
また、1952年にチューリングが同性愛の罪で逮捕され、ホルモン治療を受けた史実も、物語に盛り込まれています。

ストーリーは、チューリングの家に泥棒が入ったにも関わらず、何も取られていない事を不審に思い、チューリングを取り調べる刑事とチューリング自身の回想という形で、少年期、大戦中と現在(刑事との会話)を行ったり来たりしながら進んでいきます。

少年時代『普通でなかった』彼は学校でいじめられ、そんな彼を救ってくれたただ一人の親友が初恋の相手であり、そんな親友との別れがチューリングのその後の人生を決めたこと。

エニグマ解読のために彼が作り上げた解読機(チューリングマシン)への思いや、そのマシンから発想を得て、研究を重ねた彼が本当に作ろうとしたもの。
エニグマ解読後に、彼がしたある決断への迷いと悔恨。

物語の最後で、それらの線が一本に繋がった時、誰にも理解されなかった天才、アラン・チューリングという人間の孤独と渇望が見えるわけですね。

もちろん劇映画ですから、真実とは違う『演出』の部分も多々あるんでしょうけども。

とは言え、伝記映画の体を取り重厚でありつつも、エニグマ解読のプロセスはエンターテイメントとして盛り上がるし、とても見ごたえのある面白い映画でした!

興味のある方は是非!!!

 

▼この記事を書いたエログマ▼

 

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