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日刊オレラ

極上のひまつぶせるマガジン!

【新作映画情報】マナーは人を創る『キングスマン』(9月11日より絶賛公開中)【マシュー・ヴォーン監督作】

映画 映画-レビュー




  

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                       画像出典:http://kingsman-movie.jp/

  

9月11日より全国劇場で絶賛公開中

 

 

 

あらすじ

ある日突然やってきた紳士に「あなたの夫は任務中に亡くなりました。」と告げられる母ミシェル(サマンサ・ウォマック)と意味もわからず幼い息子エグジー(タロン・エガートン)。17年後、幼かった息子は立派に成長したが、母の恋人ギャングのボス、ディーン(ジェフ・ベル)に支配された生活を送っていたが転機は突然訪れる。それはディーンの手下に絡まれ警察に厄介になった時、幼い頃紳士に「困った時はここに連絡しろ」と言われ渡されていたメダルに書かれた番号に電話したことから始まる。エグジーは間もなく警察から解放されあの日見た紳士、ハリー(コリン・ファース)と出会いことの真相を聞かされる。

 

 

 

ポイント

 

紳士服店、副業はスパイ

本作が他のスパイ映画と違う点は組織の表の顔が高級紳士服店であるという点である。この要素だけでご飯三杯はいけるという人もいるだろう。なにしろ普段の姿がスーツ姿なのは勿論、スパイになれるかを試す試験を受ける者が着ている訓練服もスーツ風のデザインをしているからだ。それだけではない、彼らが持つスパイ兵器も紳士の装飾品に模しての作られているのだ。いわゆる「スーツ萌え」の人にはたまらない作品だろう。

 

007へのメッセージ

本作は監督マシュー・ヴォーンが007シリーズのファンであることが十分にわかる作品だ。例えば「キングスマン」のスパイ兵器の中で靴の先端から毒のついた刃が出る様に仕掛けられたものが登場するが、あれは『007 ロシアより愛をこめて』のオマージュだ。他にも「キングスマン」のエージェントのランスロットというキャラクターはモロにジェームズ・ボンドである(彼が登場する時の音楽にも注目して欲しい)ことは、『007 スカイフォール』をご覧になった方ならおわかりだろう。ちなみにこの様に作品の所々に007の影響が登場するのだが、本作を観る限り監督は近年のシリアス路線には不服のようだ。

 

痛快アクション映画・・・?

過去の監督作『キック・アス』でもわかる通り、テンポの良いアクションシーンと、少々イキ過ぎた残酷描写をポップに仕上げる才能がマシュー・ヴォーン監督の持ち味なのだが、本作でも惜しみなくその才能を使っている。しかし本作が過去作と違うのはその中にも明確にメッセージを残している所である。例えば上記した007シリーズだったり、イギリスの階級社会、宗教の皮を被った人種差別原理主義、手軽になり過ぎた電子端末などに対するアイロニーを感じる所は要所要所にある。しかし監督がこの作品で何が言いたかった、いや、この作品を誰に対して作ったのかは映画を最後まで観ればわかるだろう。

 

 

 

さて、私が観た回ではスタッフロールが流れ出すと帰ってしまう観客がいたが、本作は最後にある一文が出るので是非最後まで観ていただくことをお薦めする。

その意味が理解できた時、きっとあなたの心は温まるだろう。

 

 

 

 

作品情報

                              www.youtube.com

『キングスマン』

監督:マシュー・ヴォーン

公開年:2015年

出演:コリン・ファース、タロン・エガートン、サミュエル・L・ジャクソン、マイケル・ケインほか

 

 

 

 

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