日刊オレラ

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梅雨入りですね~雨の日に読みたい漫画・小説 4選~



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画像:http://free-photos.gatag.net/2013/07/26/110000.html

こんにちは、無一です。
関東地方も梅雨入りのニュースが…まだひと月近くは、梅雨です。
雨降りの日に読んでみようと思い出す漫画・小説を中途半端に4本、ご紹介しますね。


■ゴトウユキコ 水色の部屋(太田出版)

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本屋さんでたまたま見かけて衝動買いをした漫画、上下巻モノです。
バカバカしい大爆笑、フェチい設定の作品群からひと皮剥けたゴトウユキコの世界。
しんしんと、じっとりと進む母と息子の時間。

高校生の柄本正文は母親のサホと二人暮らし。美しい母親に対して屈折した愛情を抱いていた。その想いはやがて、ある事件を引き起こしてしまう――。

歪んだ愛を描きたかったという巻末の作者のひとことあとがきに「たしかに」と思う。
雨のシーンが出てくるわけではないのだけど、タイトルの「水色」と漫画から漂う空気感で雨降りの日に合うかなーと思います。


■浅野いにお 虹ヶ原 ホログラフ(太田出版)

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初めて読んだ浅野いにおの漫画がコレでした。
虹ヶ原というまちに燻る悪意、歪んだ狂気―それでも静かに世界は廻っていく。
「こんな作品はもう描けないと思う」と作者自身も言っているし、私も(このあと『ソラニン』とか『おやすみプンプン』とか『うみべの女の子』で話題の作品は出たけど)結局この作品が彼のナンバーワンなんじゃないかと勝手に思っているくらい、作品から熱量というか空気感が噴出している。
夥しい量の蝶が舞うシーンは圧巻。
雨というよりは蝶の漫画です。
ストーリーは暗いし、人によっては不快感もあるだろう。
そこはもう太田出版なんだぜ。
ラストに「君の人生の行く先は、君が決めていいんだよ」という台詞があります。
「ダルい毎日だけど、目先を変えればそんな悪くないよ、っていうかシンドイのは君だけじゃないんだよ」
そして向かっていった先が××××であっても…というちょっと鬱な展開がまさに梅雨向きかもしれません。
雨の日、外出めんどくさい、てゆーか起き上がるのめんどくさい、息するのめんどくさいって気分の時にオススメです。


■新海誠 小説 言の葉の庭(角川文庫)

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靴職人を目指す高校生・秋月孝雄は、雨の朝は決まって学校をさぼり、公園で靴のスケッチを描く。
ある日、孝雄は、その公園の東屋で謎めいた年上の女性・雪野と出会い、やがてふたりは約束もないまま雨の日だけの逢瀬を重ねるようになる。
居場所を見失ってしまったという雪野に、彼女がもっと歩きたくなるような靴を作りたいと願う孝雄。
揺れ動きながらも近づいてゆく二人の心をよそに、梅雨は明けようとしていた―。
劇場アニメーション『言の葉の庭』を新海誠監督が自ら小説化。

アニメ映画を先に見て、これは文章でしっかり味わいたいと思った作品。
アニメでは深く触れられないキャラクターも書き込まれているので、アニメが先だった人はぜひ小説版にも手を出してください。
雨の日に出会った男女の、まぁ、恋愛モノなのですがそこはキャッチコピー「“愛”よりも昔、“孤恋(こい)”のものがたり」がまるっと素敵に表現してくれています。
静かな雨、豪雨、雨だれの音―様々な雨の音と一緒にそれぞれのキャラクターの心情も動いていく。
これは、純粋に梅雨の時期に読む(見る)と気分が盛り上がります。
結局、映画も小説もどっちもオススメです。

映画版サウンドトラックを流しながらどうぞ。。。
www.youtube.com


■伊坂幸太郎 死神の精度(文春文庫)

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3選でシメようと思ってたのですが最後にこの作品をハッと思い出したのです。
そうだ、この男がやってくる時はいつも雨だった!と。

CDショップに入りびたり、苗字が町や市の名前であり、受け答えが微妙にずれていて、素手で他人に触ろうとしない―そんな人物が身近に現れたら、死神かもしれません。
1週間の調査ののち、対象者の死に可否の判断をくだし翌8日目に死は実行される。
クールでどこか奇妙な死神・千葉が出会う六つの人生。

この男、ミュージックをこよなく愛する死神。
その偏愛ぶりは「人間の死に興味はないが、人間が死に絶えミュージックが無くなることは辛い」と言わせるほどであるのに対し、渋滞は人間が作ったものの中で一番醜いものだと考えている。
でも、雨が降ればたいてい渋滞は起こりますよ死神さん。
雨の日、渋滞に巻き込まれてしまった時に好きな音楽を聴きながら読みたい1冊としてご紹介。


雨でおでかけする気分がしぼんだ・・・という日は思い切って予定をキャンセルして読書というのもアリな季節です。

Have a nice rainy day!!


▼▼▼私の読書タイムは通勤途中の電車の中が多いかなあ▼▼▼
shiba-fu.hatenablog.com