屋上に小屋を建てて暮らしたりするシチュエーションって憧れませんか?窓から見える庭には室外機や謎のパイプがすし詰め…。*1「屋上萌え」の属性を持つ方なら空想するだけで、胸がいっぱいになるのではないでしょうか。また、住めなくても、眺めるだけでもいい。そんな方もいるかと思います。
しかし、現実は、屋上にはすべて鍵が掛かってて、給水タンクすらまともに眺められないような状況です。今回は屋上の写真を撮れる正規ルートのお話です。
「ちょっと何を言ってるわからないですね…」状態で読まれてる方もいらっしゃるかと思いますが、筆者の屋上フォルダが火を噴いてますので、ぜひぜひ読んでいって下さい。
1:高いビルに昇って撮る。
普通に撮れますが、屋上のパーツが遠くて、ディティールの撮影となると困難です。
高層ビルからのショットでいい感じの写真がなかったので。中ぐらいの高さの展望台からの写真を載せておきます。
2:管理人さんにアポを取って入れてもらう等
外階段から入れそうなところなんかもありますが、不法侵入に当たりますので、ビルの管理人さんなどに許可を取ってのぼらせてもらいましょう。そもそも入れそうな感じの外階段なんか、なかなかないんですが…。許可を取るのに一週間ぐらいかかる時もあります。
都内には9時5時で解放してるような屋上もありますが、危ないからかあまり高層の所はないです。5階建てぐらいならアポなしで行けるところもありますので、普段から情報交換しておきましょう。
左の方に、授業中居眠りこいてるような室外機が一匹いますね。zzz…。
急に異界士とかが現れてバトルが始まってもおかしくないロケーションだと思います。
ここでお店がだしたい!
妄想スケッチしてきました。
*閑話休題*屋上豆知識
受水槽のタンクから出てる管で、オーバーフロー管というものがあります。オーバーフローって、簡単に言うと、洗面台の上の方に穴があいてますよね。そこから溜まった水が逃げていくのを思い出してもらえたらわかりやすいんじゃないかと思うんですが、
つまりタンクからあふれた分の水を排出するための管です。
上水を排水管に流す時、衛生上、管を連結させてはならないという決まりがありますので、水があふれて→オーバーフロー管を通って→排水管までの間に→※吐水口空間と呼ばれる隙間が設けられています。関係者の方にフルボッコにされそうな図ですが、だいたいでいうとこんな感じ。
オーバーフロー管から水がぽたぽたこぼれることって、普通はないのですが、まれに受水槽が壊れて、この吐水口空間のところでぽたぽたお水が出てるときがあります、この水は一応、上水なので気持ち的に頑張れば飲めるものだそうです。屋上で行き倒れそうになって、水が落ちてる幻を見かけた時なんかに、是非思い出してみてください。
3:ビルの見学会に出てみよう!
たまにあるのですが、自社ビル内の見学会を開いてるような企業があります。団体でエントリーして事前に頼むと屋上に上がらせてもらえるケースもありますので、見学会系のイベントは逃さないように要チェックです。屋上にあがれなかったとしても、ボイラー室なんかは見せてくれたりすることもありますので、パイプ萌えであれば、結構おいしいです。
この人たち全員が屋上萌えかどうかは分からないですが、見学会の時の様子。
宮崎監督が描く爺みたいなバルブ。
奥から、室外太郎、次郎、三郎。
こういうところでピクニックとか空想するだけで胸熱です。
この梯子の上でお弁当とか食べたいなぁ。
最後までお付き合い下さりありがとうございました!
給水タンクや室外機がずらーっと並んでたり、パイプが俯瞰でごちゃごちゃしてる風景がなぜ胸を焦がすのか、理由はわからないけど、何故か食いついてしまうなー。という人種は結構いるのではないかなと思ったので、今回このような記事を書かせていただきました。
管理人さんが常駐してるようなビルならすぐに入らせてもらえたりもしますので、勇気を出してチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
あ、「資料写真を撮りたい」って伝えると入れてもらいやすいですよ!
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あ、ついでに 電線もどうですか?
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*1:暑いだろう!とか空調が…。という話は考えないで下さい…。